【体験談】大変だった三人目の産後!恥骨結合離解で動けなくなった体験

育児

3人目出産で、産後に恥骨結合離解で「立てない」「歩けない」「寝返りが打てない」動けなくなった壮絶な体験をしました。

上の娘2人の時とは違う産後でした。

恥骨結合離解とは

骨盤の前下にあたる恥骨結合部分が、主に妊娠出産などの理由によって離れてしまうこと。恥骨結合離開の結果として炎症起き鋭い痛みを伴う

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とにかく痛くて動けない

産後すぐ

足がプルプル震えていました。

暫く休んだあと、あれ?立てない。

助産師さんが車椅子で部屋まで運んでくれました。

寝返り打つのも、立つのも、恥骨が激痛。動けない。おかしい。上二人の時はこんな痛くなかったのに。

トイレに行けない

「トイレに行きたくなったらコールして下さいね」と言われるが、寝返りさえ打てないのにどうしたら良いのか。

結局導尿してもらいました。

念願の朝食

妊娠中、ここの産婦人科は食事が美味しいと聞いていた為、心から楽しみにしていました。

妊娠中に食事制限が出来たのも、この食事を楽しみに頑張れたと言って良いほどでした。

食事を部屋に運んでくれたのですが…

起きられず、動くと恥骨に激痛がやってくるんです。

助産師さんが「ゆっくりで良いですよ〜」と優しく声をかけてくれるけれど、(いや、だから起きられないくらい痛いんだって)と思いながら、無理矢理体を起こしてみました。

痛すぎて勝手に涙が出てきて止まりません。

なんとかベッドに座るけれど、痛すぎます。

部屋の椅子に座らないと食事にありつけないのか…と思い、点滴の棒に掴まって、必死になんとか立ちました。笑

立ったのは良いけれど、足が上がらないんです。

足を上げる時が一番激痛。

なんとかすり足で時間をかけて部屋の椅子に移動。

情けないやら、せっかくの食事なのにと色々な感情がわき、泣きながら朝食を食べました。

棚の中にあるティッシュも取れないんです。

ベッドに戻る時はもちろんナースコールで手伝ってもらいながら戻りました。

「あとでトイレに行ってみましょう」と言われ、鬼か!と思ってしまった。

お祝膳のフランス料理フルコース

自室に運んでもらいました。

これを楽しみにしていたので、もう、気合いです!

痛くてもどうにか捕まりながら無理やり椅子に座りました。

フルコースなので、1時間かけて一品ずつ出てきます。

もう、いっそのこと一気に出してくれても…と思いながら、我慢して食べました。

美味しいんです。でも、痛みが勝って食欲もあまりなく、たぶん本来の3割程度しか味わえなかったと思います。

でも意地で完食しました!笑

診察室にも行けない

本来なら診察室へ行かないといけないのだけれど、動けない私は先生が病室まで来てくれました。「赤ちゃんの頭大きかったもんね。まぁ、休んで。」と言って笑い、爽やかに去っていきました。

とにかく休むしかないらしい。

スーパー助産師さん

私はこの助産師さんをずっと忘れないでしょう。外来の時から時々会っていて、ハキハキして感じの良い助産師さん。

抜きん出て勉強してるんだろうな〜と滲み出ています。

恥骨の痛みに対して親身になって気遣ってくれ、アドバイスをくれました。

「今はリハビリなんてしちゃダメよ!とにかく動かない方が良い!」らしいです。

こんな医療従事者になりたいと思える方でした。

トコちゃんベルト

トコちゃんベルト2しか持っていなかったので、病院からサラシを貸りて固定してくれました。

翌日には助産師さんの自宅からトコちゃんベルト1を持ってきて貸してくれて、ベルトの付け方、安静が必要なことなどなど、教えてくれました。

サラシでもしっかりと巻ければ充分らしいですが、私はトコちゃんベルト1を使った方が若干ですが痛みが和らいだ気がしたので、後日購入しました

トコちゃんアンダーベルトRENEWも購入しました。私はこちらがあった方がぐっと締めることが出来てよかったです。

寝ているときはアンダーベルトだけつけていた方が楽でした。



後陣痛よりも会陰切開よりも痛い

後陣痛は産むたびに痛みが増していて、3人目が1番痛かったです。

会陰切開後の痛みもチクチク痛みました。

それよりも恥骨結合離解の痛みが1番辛かったです。

痛み止めを頂いて飲んだけれど、気休め程度で効いている感じはなかったです。

丸一日赤ちゃんに会えない

すぐにでも会いにいきたかったし、初乳も早くあげたかったけれど、動けないため安静。

助産師さんからは「本当は授乳の時間だけど、次のタイミングでいいよ」と言われ、寂しくて情けなくて涙が止まりませんでした。

1日半後に初めての授乳

授乳室までは、痛みを我慢しながら壁をつたって5センチずつすり足で時間をかけてゆっくり歩く感じで移動出来ました。

入院期間は5日間

移動は恥骨を押さえながらすり足でなんとか歩けるようにはなりました。

早く良くならないと!娘たちも家で楽しみに待っている!と、何がなんでも帰りたい気持ちで動きました。

夫に支えられながらの退院でした。

夫の育休

退院後は、子供達のお世話が待っています。

3人目にして初めての育休を取ってくれることになっていたので、本当に心から良かった〜と思いました。

私はほぼ動けないので、一日中布団の上で赤ちゃんのお世話でした。

沐浴は夫がやってくれ、家族の食事も用意してくれました。

上の娘2人も協力してくれ、自分の事は自分でやってくれたので助かりました。

夫が育休を取っていなかったらと思うとゾッとします。

痛みは3ヶ月続いた

産後1ヶ月検診の時には普通に歩けるようにはなりました。

しかし、3ヶ月くらいは歩く時に鈍い痛みは続きました。

骨盤は産後3か月程度で元に戻るそうなので、姿勢には気を付けました。

まとめ

産後すぐは、どうなってしまうのか、後遺症は残るのか、歩けるのかと不安だらけでした。

とにかく安静にすること、サラシやベルトで固定すること、姿勢を正すことに気をつけました。

8ヶ月経過した現在はすっかり良くなりました。

私の場合は軽い方だったのかもしれませんが、恥骨結合離解は負担をかけないように休めば良くなります。

なかなか改善されないときは整形外科等、相談した方が良いと思います。

私の体験が誰かの役に立てたらと思います。

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