子供の花粉症は年々増加してきていますね。目の痒みや鼻詰まりで苦しんでいる我が子をどうにかしてあげたい！鼻詰まりで熟睡出来ない、勉強に集中出来ない、外遊びが億劫になる、そんな悩みを解決してあげたいですよね！
我が家の娘たち（8歳、6歳）も花粉症の為、抗アレルギー薬、点鼻薬、点眼薬が欠かせませんでした。今回は子どもたちの舌下免疫療法（シダキュア）の体験を書きたいと思います。
結論を言うと、大変オススメです！！！
花粉症の症状
長女、次女共に、目の痒み、喉の痒み、くしゃみ、鼻水の症状がありました。
（夜も鼻が詰まって眠れず、何度も起こされ、親の私も疲弊していました。）
鼻の下が肌荒れで真っ赤になりとても辛そうな様子だったのが印象に残っています。
抗アレルギー薬、点鼻薬、点眼薬目薬が欠かせず、薬を内服していても症状は多少緩和する程度で、学校では内服出来ない為症状は出ていました。
これから小学校生活を送るにあたり、授業にも集中出来ない可能性を考えると、早めに治療をしてあげたいと考えました。
アレルギー検査
まず初めにアレルギー検査をします。
長女はスギがクラス4でした。
次女はなんとクラス6でした。
血液検査をして、ついでに血液型も調べてもらいました。（費用は全額自己負担です。大人になってから献血すれば無料で知ることも出来ます。）
最近は出産時に血液型検査は行わない産院が多いですね。
我が子の事はなんでも知りたい気持ちを汲んでくれた小児科から「検査しますか？」と聞いてくれて、迷わず「します！」と答えました。
治療を始めた年齢
長女は6歳（現在治療開始から2年経過中）
次女は5歳（現在治療開始から1年経過中）
舌下免疫療法が出来るのは5歳からとなっています。
花粉がおさまる6月から内服開始です。
治療開始当初不安だった事
3〜4年間、毎日ちゃんと服用出来るのかな？
忘れたら最初からやり直し？
子どもでも飲める味かな？
子どもが途中で嫌がらないかな？
飲み方は理解できるかな？
上記の不安対策
毎日の服用
お薬カレンダーを使用しています。お薬カレンダーは薬局やネットでも売っていますが、最近では100円均一でも売っています！
毎日必ず見る場所に貼ってあります。（部屋のデザイン的には微妙ですが…）
我が家では朝の食後に飲むと決め、習慣化出来るようにしました。
万が一忘れてしまった時にはその日の夜に飲むようにしています。
何かの後に飲むと決めておくと、習慣化出来ます。
飲み忘れ防止アプリもあり、活用しても良いのではと思います。
内服忘れについて
主治医に内服忘れについて聞いてみたら、熱がある時など体調が優れない時には数日〜1週間程度なら内服お休みしても大丈夫と聞いて安心しました。
実際に、時々飲み忘れをしてしまいますが効果は出ています。
薬の味
薬の味は、すぐに溶けてラムネみたいと言っています。
子供でも飲みやすいようです。
子どもが嫌がらないか？
まず、子どもには、辛い花粉症の症状を和らげる為に必要なのだとわかりやすく説明しました。
次に、頑張れるかどうかを確認し、一緒に頑張ろうねと本人が納得出来るように話しました。
長女は2年間、次女は1年間続けていますが一度も嫌がった事はありません。
飲み方の理解
5歳の子でも十分理解出来ました。
舌下に薬を入れて口を閉じると薬が溶けます。
その状態で時計の秒針を見せ「一周するまでゴックンしないでね。一周したらゴックンしていいよ。」と伝え、その後5分間はうがいや飲食をさせないように気をつけます。
初回の診察
初回は病院で内服して、30分程度院内で経過観察をします。
問題なければ1週間後に再診し、薬を増量していきます。
再び1週間後に受診して効果、服用状況、副作用を確認し、大丈夫なら1ヶ月分の薬が貰えます。
花粉症の効果
長女、次女共に一年も内服していないうちから効果絶大でした。
2023年の今年は花粉も多く、花粉症の症状が酷く出ている子が多いと主治医から聞きましたが、アレルギーの薬を使わなくても全く症状が出ません。
夜の鼻詰まりも改善され、私も夜中に起こされず、母子共に安眠を続けられています。
洗濯物を外に干したり、部屋の換気をしたりしても大丈夫です。
本人たちも、花粉症の症状が出ない事に喜んでいます。
費用について
舌下免疫療法は保険診療となり、「こども医療費助成制度」が適用されます。
自治体によって助成制度は異なりますが、健康保険に加入している0歳から中学3年生までは、無料または数百円程度の自己負担となります。
舌下免疫療法のデメリット
内服後の副作用（口内、喉の痒みなど）が出る子もいるようです。
1日1回1錠だけですが、3〜5年間という長い期間続けないといけません。
薬をもらう&主治医の診察の為、1ヶ月に1度は通院が必要です。
前後2時間は激しい運動が禁止されています。
スギ花粉以外のアレルギーには効果がありません。外遊びでタンポポなどの草花を触った後に顔を触った時には、アレルギー症状が一時出た事もありました。
全ての方に効果が期待出来るわけではありません。
まとめ
子供の花粉症の症状は見ていても辛く、親子共々ストレスを抱えます。
実際に舌下免疫療法をやってみて、もしも知らない方がいたら是非とも紹介したい治療法の一つだと感じています。
我が家はこれで劇的に楽になりました。
一度、お近くの病院で相談してみるのをオススメします！
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