岸田文雄総理大臣がリスキリング=学び直しについて、育休中の人が取り組むことを後押しする考えを示しました。
確かに女性の社会進出と共に、産休・育休中に資格取得したい!というママさんたち、最近増えてきていますね!
実際に3人目育休中の私が、資格取得の為に勉強してみて感じている事を紹介したいと思います。
子供次第!
育休中は育児が最優先です。
育児はママのタイミングではなく、子供のタイミングで動いていきます。
ママにいくらやる気があっても、子供の体調、性質、月齢などが大きく関わってきます!
我が家の第1子は全っ然寝ない子でした。
育児日記を見返しても、私いつ寝てた?って思うくらいで、娘は夜も1.5時間に1回は起きていました。
しかも第1子。分からない事だらけで、育児についての情報収集で必死でした。
勉強どころではありません。
第2子は2〜3時間おきに起きていましたが、私が添い乳をマスターしていた為、起き上がらずに授乳出来、体力温存出来たと思います。
主人もなるべく早くに帰宅してくれたので、子供達が寝た後に時間を作って勉強出来ました。
この時、子供が10か月の頃から勉強を始め、アロマテラピー検定1級を取得しました。
第3子の現在は、4時間は続けて寝てくれます。
主人は残業が多く、帰宅するのはだいたい21時過ぎ。
日中はほぼワンオペ状態で、寝かしつけ後はへとへとです。
ブログを書きつつ資格に向けての勉強もボチボチしていますが、なかなか効率よく進んでいません。
家族や周囲の協力は必須!
ワンオペでは心身共に疲労困憊。
子供を家族や援助者に任せて、集中して勉強に取り組む時間を確保する事は必要です。
ベビーシッター、ファミリーサポートなどを頼んで勉強をする方もいるようです。
相当な覚悟が必要!
限られた時間での勉強は何度も心が折れそうになります。
人によるとは思いますが、私自身、育児は仕事よりも過酷だと感じています。
勉強をしなければならない強い理由がある場合以外は、生半可な気持ちでは育児・家事・勉強を並行して行うことは難しいと感じました。
睡眠時間を削るため集中力がなく非効率
人は誰でも睡眠時間は大切です。
出産のダメージと寝不足で体力の低下しているママは、子供と一緒に休んで体力を回復させる事も必要です。
勉強する時間はたいてい子供がお昼寝の時、夜に寝かしつけた後になると思います。
ホルモンのバランスも不安定な時期ですので、無理をして心身の不調をきたしてしまっては本末転倒です。
また、産後は特にマミーブレインと言って、思考力が低下する方が多いです。(※マミーブレインは医学的用語ではありません。)
私も産後は思考力の低下を感じました。本を読んでもなかなか内容が頭に入ってこない事も多かったです。
せっかく時間を割いて勉強しているのに非効率だと感じることもありました。
資格の種類にもよる
資格には1日の講習で取得できるものから、年単位で勉強が必要なものまで色々あります。
また、セミナーの参加が必須なものもあります。
乳幼児の育児にはかなりの時間と労力を取られるので、コツコツ時間を見つけて断続的に取り組む事が必要です。
机に向かえる時間も少ないので、資格の種類によってはアプリや動画の活用も有効です。
また、本当にキャリアアップに必要な資格が取れるのかどうか…
育休中の隙間時間で取得できる資格は限られています。
私は第2子の育休中にアロマテラピー検定1級を取得しましたが、育休中に何も仕事らしい事をしていないと不安だったし、手軽に取得でき自分の趣味にもなるし仕事でも活かせるのではないかと思って、軽い気持ちで取得しました。
実際に使っているかというと、患者さんや自分がリラックスするための多少の知識にはなりましたが、キャリアアップには繋がっていません。
せっかく時間を使うのなら、不安だからとやみくもに何か資格を取ろうと焦ってしまう前に、本当に今後に活かせる資格なのかを吟味することも大切だと感じました。
子供との貴重な時間も大切!
今日の我が子には明日は会えません。
小さな身体はどんどんと大きくなっていきます。
この時期は今しかないので、お子さんとじっくりと向き合う時間は貴重です。
勉強のためにイライラしてしまったり、子供との時間が犠牲になってしまったりするのは辛いですよね。
気持ちにも余裕をもって、今目の前にいる我が子との時間を満喫した方が充実した育休になると思います。
気分転換やストレス発散になるなら良い
育休中は自分のペースで動ける事が少ないです。また、孤独や不安を感じやすくストレスも溜まります。
ママとしての時間ではなく、自分に戻る時間って本当に貴重なのです。
短い時間でもネガティブな感情を忘れて、育児とは関係ないことに没頭できることは、精神的なメリットになります。
ただ、それが資格取得でなくても良いとは思います。
勉強するのが楽しくてしょうがなく、それが資格取得に繋がったという形なら最高ですね!
やる気になれば仕事復帰後でも出来る!
育休中の資格取得は簡単ではありません。
職場から早急な資格取得を迫られている、育休明けに転職したい、働き方を早急にどうしても替えたいという場合は必要だと思います。
育休でせっかく時間があるのだから資格取得を…と考える場合は、その時間を大切な我が子に注いであげても良いのではないか?と3人目育休中の今なら思います。
仕事はやる気になればいくらでも取り返せますが、子供の成長は待ってくれません。
復職後なら、子供も少し大きくなって落ち着くし、昼休みなどで自分の時間を作る事も出来ます。
ただでさえ過酷な育休中に頑張れるなら、覚悟さえあればいつでも頑張れると思います。
資格取得に向けてリアルな一日
6:00 | 全員起床 朝食作り |
6:30 | 離乳食 朝食 小学校保育園準備(歯磨きの仕上げ、検温、連絡ノート記載、髪の毛を縛る) |
7:30 | パパが保育園へ ママは朝の家事(洗濯、洗い物、掃除)をしながら室内遊び |
9:30 | 午前の昼寝 |
10:00 | 室内遊び テキストを片手に勉強(頻繁に中断) 子育て支援センターへ行く時もあり |
11:30 | 昼食準備 |
12:00 | 離乳食 授乳 ママの昼食 |
13:00 | 午後の昼寝(抱っこで寝かしつけ) |
13:30 | テキストで勉強(30分で起きてしまうこともあり) |
15:00 | 小学生帰宅 宿題を見る |
15:30 | 保育園お迎え 車の中でYouTube聞き流し勉強→子供から頻繁に話しかけられて集中は出来ない |
16:30 | 帰宅 夕飯準備 YouTube聞き流し勉強→子供から頻度に話しかけられ集中は出来ない |
17:30 | 夕食 |
18:30 | 入浴 歯磨きの仕上げ 髪の毛を乾かす |
20:00 | 授乳 0歳児寝かしつけ |
21:00 | 8歳、6歳児寝かしつけ |
21:30 | テキストで勉強 |
24:00 | 0歳児覚醒寝かしつけ ママ就寝 |
4:00 | 0歳児覚醒寝かしつけ |
我が家の0歳児はまだ一人で眠りにつけない為、抱っこか授乳で寝かしつけています。したがって、お昼寝の時間全てを勉強に使う事は出来ません。
それに、夜に何度も起こされる場合、出来ることなら子供のお昼寝の時間に自分の睡眠も確保したい気持ちもあります。
一人遊びが出来る時間も短いので、勉強をしていてもすぐに中断しなければなりません。
まとめて時間が取れるのは、夜寝る前のみです。
まとめ
育休中の資格取得は、出来なくはないけれど子供や周囲の環境次第です。
本当に時間に余裕があったらやってみる、自分の気分転換の範囲内でやってみるというスタンスで良いと思います。
私自身、3回育休を取ってみて思うのは、きちんと子供と向き合える時間は本当に貴重で、かけがえのない時間だという事です。
人を育てる事は初めてだと言う方も多いと思います。
仕事のスキルアップも大切ですが、育児に関する勉強も必要になってきます。
また、育休中は今までの自分の価値観がひっくり返るほど変わる事もあります。
家族の在り方を考える、絆を深める、ワークバランス、家事育児分担、などなど考える事や話し合うべき事も沢山あります。
子供に加え、夫からパパへと育てる「パパ育」が必要な方も多いかと思います…
やる事は盛りだくさん!!
育休を取得してもキャリアを脅かされない社会になると良いなと願います。
皆さんの育休が素敵な時間となりますように(*^▽^*)
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